
早いもので今年度も半分が終わりました。今日から制服登校も始まり、ようやく秋の訪れを感じる10月1日(水)、PUT(9)理科が行われました。
各教科の基礎的・基本的な内容の定着を図るため、月2回行われるPUTですが、生徒たちは自らの1つの学習の目標として学習に励んでいます。
しかしながら前期の学級評価アンケートから、生徒は「学年で設定した時間(1時間+学年×10分、1年生70分、2年生80分、3年生90分)の家庭学習に取り組むことができたか」という問いに対し、68%、約2/3の生徒が肯定的な回答をしている一方、保護者アンケートでは38%、約1/3の保護者しか肯定的な回答をしていないという結果でした。
今の生徒は家庭に学習を妨げるたくさんの「誘惑」があります。ひと昔前は「帰ったらすぐ勉強しなさい」「勉強してから遊びなさい」と言われていましたが、今は勉強しながら気軽にスマホやタブレットを使用したり、音楽や映像を流しながら勉強したりと、容易に勉強以外のことが同時にできてしまい、学習に集中できない状況もあります。もちろん、ルールを決めてそれを守れればよいのですが、難しい年頃故になかなか上手くいかない状況もあると思います。しかし、例えばご家庭で「学習時間はスマホやタブレットを預かる(タイマーがついていて、時間にならないと開かないという箱も販売されています)」「学習中は家庭のWIFIルーターの電源をオフにする」というように物理的に使用を制限するという方法もあります。
学習は決して長時間行うことがよい訳ではなく、短時間でも「質の高い学習」をする、「質の高い学習」が継続し、結果として「長時間」となることが望ましいと考えます。
生徒たちがお家で集中して学習に取り組むためには、ご家庭の協力が不可欠です。生徒が「質の高い学び」ができますよう、ご家庭でもご支援とご協力をよろしくお願いいたします。
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