今日の出来事__
給食週間(2)
1月25日(水)は、10年に一度の寒波の襲来によって、学校が臨時休業となり、給食がありませんでした。
幻となった25日の献立は、児童文学作家の小川未明さんにちなみ、ごはん、牛乳、笹かまの小判焼き、野ばらのサラダ、月夜とめがねのスープでした。小川さんの作品「金銀小判」「野ばら」「月夜とめがね」をイメージしたメニューだったのですが…。本当に気になります。
1月26日(木)は、日本画家の小林古径さんにちなんだ献立で、きつねうどん、揚げ出し豆腐の千切り野菜あんかけ、梅花和えでした。古径さんは「線の芸術家」と呼ばれ、揚げ出し豆腐の千切り野菜あんかけは、揚げ出し豆腐を白い画用紙に見立て、その上に色とりどりの絵の具を表した千切り野菜のあんかけをかけることで、1枚の絵にしたメニューです。また、かわいい梅かまぼこ入りの梅花和えは、花や木の絵を多く描いていた古径さんの「梅」という作品をイメージしたメニューでした。
給食週間最終日の1月27日(金)は、日本近代郵便制度の父と呼ばれる前島密さんにちなみ、ごはん、牛乳、めぎすフライ マーマレードソース、切手サラダ、牛鍋風すきやき煮でした。前島さんは、イギリスで郵便制度を勉強したことから、イギリスの定番料理「フィッシュアンドチップス」を地元食材めぎすフライで再現しました。マーマレードソースは、イギリスでは定番の味です。切手を思わせるように食材を四角に切ったサラダは、見た目も楽しめる一品でした。前島さんの生きた明治時代に流行していた牛鍋を、給食版にした牛鍋風すきやき煮は、野菜のうまみがしっかり出ていて美味しかったです。
栄養士の先生、調理員のみなさん、そして食材を作ってくださった生産者のみなさん、運んでくださった運輸業のみなさん、本当にありがとうございます。これからも、感謝の気持ちを忘れずに給食をいただいていきます。これからもよろしくお願いします。
2023年01月30日
杉本 知之