今日の出来事__

給食週間(1)



 学校給食は明治22年に始まり、戦時中の中断をはさみ、戦後昭和22年1月から学校給食が再開されました。昭和25年に、学校給食による教育効果を促進する観点から、1月24日から1月30日までの1週間を「学校給食週間」としたそうです。
 子どもたちの食生活を取り巻く環境が大きく変化し、偏った栄養摂取、肥満傾向など、健康状態について懸念される点が多く見られる今日、学校給食は子どもたちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けるために重要な役割を果たしています。
 上越市では、1月23日から1月27日を給食週間とし、「食べて学ぼう!上越の偉人」をテーマに、地元の食材や郷土料理をふんだんに使った特別献立を実施しました。



 1月23日(月)は、発酵学の父として知られる、微生物学博士の坂口謹一郎さんにちなんだ献立でした。
 押しずし風ちらし寿司、飲むヨーグルト、鶏肉の甘酒トマトソース、やみつき塩こうじキャベツ、給食版さかきん発酵鍋でした。甘酒、塩こうじ、酒かす、みそ、飲むヨーグルトなど、発酵食品オンパレードメニューでしたが、これがまたうまかった。特に、鶏肉がすごく柔らかくて美味しく、発酵鍋は野菜と魚介のうまみを酒かすが見事に調和させた至極の一杯で、2022年度で一番の美味しさでした。生徒のみなさんは、ニンニクがきいた塩こうじキャベツが一番美味しかったとのことでした。



 1月24日(火)は、児童文学作家の杉みき子さんにちなんだ献立で、ごはん、牛乳、タラのから揚げ夕焼けりんごソース、ゆずの風味和え、ふぶき汁というラインナップでした。
 冬や雪国を舞台とした作品を多数手がけた杉さんに合わせて、冬を代表する魚タラを使用し、「夕焼けりんご」という作品にちなんでりんごソースがかかっています。ふぶき汁は、白菜、えのき、さといも、豆腐など、雪のように白い食材が使われています。
 今週は、手の込んだメニューが多く、調理員さんもいつもより早く出勤して、調理してくれていました。ありがとうございます。


2023年01月30日 杉本 知之