学校だより_生徒の様子_
2年生「平和の担い手養成講座」
非核平和友好都市宣言推進事業の一環として行われている「平和の担い手講座」を清里中学校2年生を対象に開催しました。講師は横瀬オーディオ相談役の横瀬和夫様です。横瀬さんからは、ご自分の戦争体験から、次のタイトルで熱く語っていただきました。
5限「学校がなくなった日」
6限「未来の平和は君たちの手に」
横瀬さんは、小学校4年生で大連から旧清里村荻平に引き揚げてこられ、旧菅原中学校を昭和26年に卒業しました。様々な苦労の末、24歳で会社を立ち上げ、現在に至る様々な経験を基に、たくさんのことを教えていただきました。
いくつかの言葉を紹介します。
「借金大国日本、豊かでなくなっているのに豊かだと思い込んでいる日本人、世界や過去の日本の歴史、特に戦争のことを知ることが大事」
母から聞いた戦死した父親からの言葉「偉くなる必要はない。よく勉強して世の中の役に立つ人になりなさい」
「温かかった菅原村、無事に日本に帰ることができた。母のために何ができるのか。少年期は得意なものを探し、青年期はチャレンジ・クリエイト・イノベーションを誇りにして夢をもとう」
「目標を決める、楽な方に逃げない、不可能に挑戦、得意なものを見つける、自分の未来を想像する、世の中のよいことに参加する」
常に、未来に夢と希望を持ち、難しいことにひるまず挑戦し続けてきた横瀬さんのお話に真剣に聞き入る生徒の姿が印象に残りました。
2021年09月08日