今日の出来事__
11/22 2限の授業/部落問題学習
 今日は2限の授業を参観しました。

 3年生は数学で「円の性質」の1時間目です。コンパスで正六角形を作図し,円周角と中心角の関係をいろいろな場合について調べました。その結果を基にして「円周角の定理」を証明しました。場合分けが難しいところです。それにしても,今から2千年以上前に証明されたこの定理。最初に発見した人は,どんな気持ちになったことでしょう。

 1年生は理科で,定期テストの返却と振り返りでした。私が入ったときは,ちょうど溶液の濃度の計算問題の解説の最中でした。公式を覚えて使えるようにすることが大事ですね。K.H先生の話では「良くできていた人と全くできない人の差が大きいです。苦手意識を克服するためにも,練習あるのみです。」とのことでした。

 

 
 2年生は国語で,テスト返却と,ことわざカルタの同時進行でした。読み手が読んだことわざのカードを探して,早く取った人の勝ちです。4人一組で取ったカードの枚数を競いました。笑顔があふれる授業風景でした。

 5~6限に,2年生は道徳で「部落問題学習」をしました。上越市教育委員会教育総務課のI.N先生による出前授業です。
 2020年に全国人権・同和教育研究大会が上越市で行われます。このことは,上越地区の同和教育の授業実践をさらに根付かせるチャンスとして捉えています。
 この授業のねらいは,「学校での同和教育の授業と人権啓発を,人権を尊重する社会の形成のための両輪として捉え,この出前授業によって,学校と家庭が手を取り合って真の人権社会を形成する一助とする。」です。
 授業は,I先生が用意されたスライドとワークシートをもとに進められました。授業の流れは次の通りです。
 1 部落問題・同和問題とは
 2 被差別部落の文化・仕事を知る
 3 ケガレとキヨメ
 4 差別の強化
 5 現在も続く差別
 6 部落差別をなくすために
 私も授業の前半を参観させていただきました。
 2年生の皆さんは,真剣な態度で授業に集中していて,ときには先生のユーモアに引き込まれていました。ワークシートに自分の考えを書いた上で,班の中で和やかな雰囲気で話合いをし,発表していました。
 終了後にI先生から,「とても素晴らしい生徒さんたちです。仲が良くて,素直な気持ちで授業に臨んでいました。褒めてあげてください。」と述べておられました。すごいぞ,2年生! 私からも大拍手を贈ります。
 生徒が授業の終わりに書いた振り返りシートは,学級だより等で適宜紹介させていただく予定です。

2019年11月22日
網谷 清志