今日の出来事__
3/4 第54回卒業式
本日,涙雨の降る中,清里中学校において第54回卒業式を挙行しました。29名の卒業生全員とその保護者及び24名の来賓をお迎えして盛大な式となりました。
卒業証書授与のあと,私(校長)は次のように式辞を述べました。「『ふるさと』について話をします。昨年10月27日の音楽発表会で全員で歌いましたね。小山薫堂先生が作詞をされ,嵐が歌っている曲です。あの歌の一番最後に『ここはふるさと』とあります。29名の卒業生の皆さん,この清里中学校は,皆さんにとってまさしく「巣立ちのふるさと」です。これからの人生での嬉しいこと,苦しいこと,悲しいことなど,様々なことにつけてこの「ふるさと」である清里中学校を思い出してください。ここは皆さんが育ったところです。皆さんが学んだところです。ここには,皆さんと喜びや悲しみを分かち合い,共に涙してくれた仲間がいます。ここには「生きる」ということを学んだ教室があります。生きていくことを一緒に考えてくれた仲間がいます。4月からの新しい生活に疲れて一休みしたいときは,どうぞ「ただいま」と言ってこの清里中学校に帰ってきてください。」(抜粋)
全文は清中だより第13号に掲載の予定です。
M.M PTA会長からは卒業生に祝福とはなむけの言葉を頂戴したあと,「乾杯」の熱唱がありました。
M.N在校生代表が卒業生を送ることばを述べたあと,O.K前生徒会長が「別れのことば」を述べました。2人とも何回も練習した成果を十分に発揮しました。緊張しましたがよく頑張りました。
全校で「旅立ちの日に」を合唱したあと,全校全員で歌う最後の校歌を斉唱しました。
卒業記念合唱は,GReeeeN作詞の「遙か」です。保護者の中には,立派に成長した我が子と仲間の歌声に涙される方が大勢いらっしゃいました。
最後に卒業生退場で,29名全員が,堂々と胸を張って体育館を後にしました。凜々しい姿に学級担任のY.M先生はじめ3年部の先生方は感無量でした。
3年生の最終学活では,3年間607日を一日も休まず登校した「皆勤賞」が11名の生徒に授与されました。(インフルエンザ等の出席停止は除きます。)
1日も休まなかったことはとてつもなくすごいことですが,都合や体調が悪くて登校できなかったこともあるかと思います。今日の卒業式に29名全員が揃ったことがすごいのです。その意味で,私は全員に「努力賞」を贈ります。
卒業生の保護者の皆様の団結力とパワーにも圧倒されました。保護者の皆様のあのバイタリティーが子供たちを育てたのですね。今日,それを改めて感じることができました。
保護者が我が子に合唱をプレゼントするなんて,私は初めての経験でした。聞くところによると,密かに皆様集まって練習されたとのこと。その成果を120%発揮した素晴らしい混声三部合唱「栄光の架橋」でした。感動しました!
改めて卒業生の皆さん,卒業おめでとうございます。高校入試が終わるまでは,お祝いはお預けかもしれませんが,自分の力を信じて高校入試を突破し,合格発表の日には思いっきりお祝いをしてもらってください。
2019年03月04日
網谷 清志